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TROY Ambi Bolt Release

あ、さてココんとこWAM4記事ばかりですが暫くこんな調子かと。
本日のお題は”TROY Ambidextrous Bolt Release"でっす。
まあMagpul B.A.Dのパクリ的アイテムです。

ご存知の通り、WAM4系のボルトストップシステムは余り余力の無いセッティングになっており、その上社外製ボルトキャッチとファイヤリングブロックの組み合わせによってはマトモに作動しなかったりと結構デリケートなゾーンです。
オマケにボルトキャッチのボタン部裏とアッパーレシーバーにクリアランスが無い事が多く、この手のパーツの装着自体が困難だったりします。
正直導入するつもりは無かったんですが、Troyのレシーバー周りのアイテムで比較的安価なのがコレしかなく見た目的にも派手なので・・・・・・。
では早速組み込み作業に移ります。

こちらがレバー裏側になります。
パット部中央の窪みにボルトキャッチのボタン部分が収まるようになってます。
んが、複数メーカーのボルトキャッチに対応するためかかなり左右に余裕が有ります。
また今回G&P製ボルトキャッチを使用しましたがボタン部分の厚みが有りそのままでは組めませんでした。
この辺を踏まえ加工して行きます。

まずキャッチのボタン部分の裏側を厚さが2.5mm程度になるまで削り込みます。
ボタン部表側を削らないのと2.5mmまで削り込んだ意味は後述します。
アンビリリースを組み込むだけならボタン部の厚さは3.8mm程度まで削るだけでO.Kです。

次に適当なアルミ端材から画像の様なパーツをデッチあげます。
こちらはリリースとキャッチのガタ止め部品ですが1mm程度のアルミ板でも良いでしょう。
フライスに慣れるとアルミ板曲げたりとか切り出したりがメンドクサクなっていけません。

で、造ったパーツはアンビリリースの裏側窪みにこの様に収まります。
サイズ等は全く確認して無く現物合わせなんで・・・・。

その後ボルトキャッチに被せます。
コレでレバーとのガタ(遊びかな?)は無くなります。
さて、キャッチの表面では無く裏側を大きく切削した理由ですがこれは出来るだけアンビリリースとレシーバーとの間にクリアランスを設けるためです。
最初3.5mm程度まで削り込んで組んでみたのですが、M4ノーマルタイプのアッパーレシーバーでは問題無かったのがMURアッパーにして見たらアンビリリース裏面がガッツリ干渉してしまいました。
コレを回避するために裏側を+1mm程削った訳ですが、嵌らないからと安易に最初から表側を削ってしまうとリリースがアッパーから離れないので要注意です。

さあ後は裏面のフタ状のパーツを嵌めて芋ネジで固定して

アンビリリース表面側にある固定用の芋ネジを締めて装着完了。
製作したガタ止めパーツが芋ネジとボルトキャッチの間に居るのでキャッチボタン部分にキズも付きません。

んでこんなん成りました~。
ファイヤリングブロックとボルトキャッチの間でガタが有るので多少前後に遊びますが、意外にも作動の妨げにも成らずストップが掛かりました。
アンビリリースを使用してのボルトリリース動作もなかなか良い感じです。
予想外に良パーツだったかな?
因みに上記の加工は、Primeアッパー+G&Pボルトキャッチ+Primeインナーパーツセット付属ファイヤリングブロックの組み合わせ例ですので、他の組み合わせでは加工内容が変わる事も有るかと。